屋内で霊がひんぱんに目撃される・ラップ音などの心霊現象が頻発する場合、住まいや会社に霊道が通っているかもしれません。霊道に関する知識、対策についてご紹介します。

霊道にはふたつの意味がある

霊道とは文字通り霊の通り道なのですが、通常では、霊界に昇るとき使用する通路を指します。しかし、悪霊の巣のような、強烈な邪気のたまり場とつながってしまっている通路・穴の呼称も同じく、霊道と呼ばれます。前者についても問題が皆無ではありませんが、後者については深刻な霊障をもたらすことがほとんどです。

霊道は多層建築の5階あたりの高さにあるという霊能者・神秘研究家が多いですが、土地の高低によっても変わるため、すべての5階部分が該当するとは言えません。いわゆる標高0mの土地でない限り、前後するからです。

悪霊の通路としての霊道で起こること

悪しき霊道は部屋・建物の住人・勤務者の想念、神棚などの配置、近隣にある場所・施設、土地因縁などが霊的によくないことから出現。霊道からは悪霊・強い邪気が穴からどんどん漏れ出してくるため、霊や心霊現象がひんぱんに現れ、家運・社運も傾き、そこで暮らす・働く方の精気を奪い、個人の運気も急降下させます。

おそろしいことに、霊道のある場所で生活・勤務をしていると、移動してもその影響がついて回り、会社に霊道がある場合、帰宅した家の運も下落させ、体調や業績の不調をもたらすのです。また、影響がひどいときには霊道の通っている部屋だけでなく、建物全体に霊的ダメージをもたらすこともあります。

霊道をふさぐには

神棚・仏壇がトイレと隣接する（押し入れの中、低い位置にあるなど）、合わせ鏡の常態化、人形同士、あるいは絵画・ポスターの人物同士が対面に置かれている（目線が合っている）、はく製や毛皮の敷物・実戦使用されたミリタリーグッズが飾られている・収集されている、遺骨が置かれている場合、それらを改善（移動・除去）することで、霊道をふさぐことができます。

また、住まう方・働く方の想念に問題がある場合も、悪しき思考を改めることで霊道除去は可能なのですが、できれば信頼できる霊能者から精神・魂の浄化も同時に受けていただきたいところです。近隣に大勢が亡くなった事故現場がある、霊場や火葬場があることに起因する場合、賃貸住宅であれば、引っ越してしまうほうが手っ取り早いことも。

持ち家などで引っ越しがむずかしい場合、古来の土地因縁に起因する場合、また上記の原因を除去しても霊障がおさまらない場合、信頼できる霊能者への相談は必須。すぐれた霊能力を備えた霊能者であれば、霊道封じ・霊道除けも可能だからです。

そして、一般の方が自己流で霊道を封じようとして、深い霊的知識もないままに盛り塩やお札、護符などをやたらに置く・貼り廻らずことで、逆に悪霊を部屋に封じ込めることになってしまうこともあるため、ご注意ください。