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霊媒事件簿

祟り神が棲みついた部屋

第13話

不幸のあった賃貸物件、いわば事故物件の除霊依頼は定期的に寄せられます。亡くなった方が不浄霊化していた場合、除霊の難易度はまちまちです。一回の除霊で清浄な状態に戻せる時もあれば、何度も繰り返し除霊してもなかなか清められない場合もあります。今回は、その中でもとりわけ難易度の高かった物件についてお話します。

自殺や事故が起きていないのに…

祟り神が棲みついた部屋

以前、個人で霊能活動をしていた頃の話です。当時、不動産業者の方から定期的に依頼が入っていました。内容は当然、物件の除霊です。自殺や事故のあった物件は必ずと言っていいほど霊能者の除霊が入ります。また、そういった事件がなくても、なぜか部屋に入った方が次々と怪現象に苛まれる部屋もあります。霊道が開通していたり、通りすがりの霊が居付いていたり……これといった事故がなくても心霊現象が起きるケースは存在するのです。

その時の依頼内容はとある都内のマンションの一室。具合を悪くしたり霊障に遭ったりして退出される方が相次ぎ、同じマンション住民からも苦情が殺到しているとのこと。自殺や事故の類は一切起きていないそうです。オーナー様から不動産業者を通して私に依頼が入り、鑑定と除霊を請け負うことになりました。霊道か通りすがりの不浄霊か、と思っていたのですが……。

不吉な予感は高まっていき…

違和感は最寄り駅に到着した時からありました。何かとてつもなく不吉な予感がするのです。業者の方と待ち合わせて物件へ向かうにつれ、不吉な予感はますます高まっていき、目的の建物に辿り着いた時には冷や汗で背中がぐっしょりと濡れているほどでした。これは普通の霊ではない。そう直感しました。

私は幼いころから霊感が強く、祖母が霊媒師をしていたこともあり、不浄霊や地縛霊にはある程度慣れています。初めて除霊を行ったのは小学生の頃。それ以来、幾度となく除霊や浄化の依頼を受けてまいりました。そんな中で「これは一筋縄ではいかない」と思った経験も何度かあります。生前霊感の強かった女性が現世に対して強烈な怨念を抱いている場合、家系にまつわる因縁がある場合などは難易度が飛躍的に増します。しかし、そのマンションの部屋からは、過去に請けてきた「一筋縄ではいかなかった依頼」のどれよりも嫌な予感がしました。

部屋にいたのは霊ではなく神様…

部屋に足を踏み入れた瞬間、恐ろしいまでの負の念が襲い掛かってきました。不浄霊が出せる次元ではない強烈な念波です。これはもしかしたら……。悪い予感ほどよく当たると言います。部屋の片隅にいたのは霊ではありませんでした。それは神様と呼ばれる存在の成れの果て。祟り神と呼ばれる存在でした。

「貧乏神」「死神」といった存在は誰しも一度耳にしたことがあるかと思います。古来、日本には多くの神様が棲みついていました。その中には人々に幸運や益をもたらす良い神様もいれば、不幸や災厄をもたらす悪い神様もいます。日本の神様とはいわば自然の象徴。彼らは豊穣や恵みをもたらすこともあれば、時に天災となって人を死に追いやることもあります。水神様などは災厄をもたらす面の強い神様です。水神様は河川の象徴。動植物の営みに不可欠であると同時に、気候の変動によって枯れたり、溢れたりすることも多く、そういった災厄を鎮めるために、古来より人は水神様に生贄を捧げて鎮めようとしてきました。日本の各地にはそういった荒ぶる神を祀る祠が多数存在します。

その部屋にいたのも、かつてどこかの土地で祀られていた神様の成れの果てでした。元々祟り神の性質が強かったことと、祀る人がいなくなったことが引き金となり、人を不幸に陥れる災厄のかたまりと化し、霊道を通り、たまたま近くにあったこの部屋に居付いてしまったのです。

祓うのではなく祀り上げて鎮める

いかに強大な力を持つ霊能者であっても、神を祓うことは不可能です。そこで私は、マンションの中に祠を作り、その祟り神を祀り上げることで鎮静化させる手段を講じました。神様を鎮めるのは霊能者ひとりでは極めて難しく、知り合いの伝手を頼ってとある神社の神主様に助力を仰ぎました。祠はマンションの裏手の目立たない場所に作られました。「どうか祟らないで下さい、この祠に住んで建物を守って下されば必ずお祀りいたします」と何度もお頼み申し上げたところ、ようやく祟り神は鎮まり、祠に入って下さいました。

それ以来、マンションの管理人様の業務のひとつに「毎日お供え物をする」というものが加わりました。しかし、それを機に怪異現象はピタリと収まり、住人の方々は次々と幸運な出来事に恵まれるようになったとのことです。