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霊媒事件簿

廃屋に巣食う不浄霊

第12話

都会の片隅にひっそりと残された空き家。木造の外壁はぼろぼろで、蔦状の植物に覆われ、入口のドアの塗装も剥がれ、人の住んでいる気配はまったくない…。そんな家に見覚えはないでしょうか。今回はそんな空き家を取り壊した際の出来事をお話いたします。

昔ながらの下町で…

廃屋に巣食う不浄霊

21世紀に変わって間もなくの頃、とある空き家の除霊を担当させていただいたことがあります。ご連絡を下さったのは再開発事業に関わる業者の方でした。場所は東京23区の「下町」と呼ばれる地域です。辺り一帯は昔ながらの住人が多く住むエリアでしたが、建築基準法が改正される前に建てられた古い家屋も多く、建物の老朽化、火事や地震などによる被害などが懸念されており、大地主の方のご逝去なども重なったことから、古い建物を撤去して新しくファミリー向け大型マンションを建てる計画が持ち上がりました。その計画のエリアに件の空き家が含まれておりました。

住人の方はもう十年以上前に他界されており、だれも住んでいませんでしたが、親族の方と連絡がつき、どうにか撤去の話が進んでいきました。そんな最中、関係者の耳にとある良くない噂が飛び込んできました。「この空き家は幽霊屋敷と呼ばれている」近隣の子どもたちの間で心霊スポット扱いされていたのです。蔦に覆われた外観といい、ひとけのない佇まいといい、確かにそう思わせるだけの不気味な雰囲気を醸し出してはいます。事件や事故の類があった公式記録は存在しません。しかしファミリー向けマンションを建てる際に何かあっては困るとのことで、念には念を入れ、霊能者を呼んで除霊を行うことになりました。そこに携わらせていただいたのが、私の師匠と、若き日の私でした。

家を包む不浄霊の気配

不穏な気配は足を踏み入れる前から漂っていました。窓の曇りガラスの向こうやドアの奥から、こちらを睨みつけるかのようなじっとりとした敵意を感じるのです。当時修行中であった私ですら即座に感じ取れるほどでした。師匠は普段とても穏やかで優しい方でしたが、ふと横目に顔を見ると、厳しい表情をしていました。「不浄霊の巣窟と化しています。除霊をしないまま取り壊した場合、不可解な事故が多発するでしょう」師匠は険しい顔をしながら、依頼者の方にそう説明されました。

それから師匠と私のふたりは廃屋に入り、中をひとしきり見て回りました。室内は前に住んでいたという方の私物が散乱しており、生活感の残り香のようなものがかえって不気味さを引き立てていました。そこかしこから不浄霊たちの不気味な気配がします。「強いやつがいないのが唯一の救いね」師匠がそうおっしゃいました。中に巣食う霊達はどれも力の弱い低級霊ばかりで、ふたりがかりで除霊をすればなんとかなる、とのことでした。それから、除霊のための祭壇を組み、除霊の祈祷を開始。師匠と私で半日をかけて全ての霊を祓い清めました。

空き家が幽霊屋敷になる理由

なぜ幽霊屋敷となってしまったのか。因縁や曰くがあるのか。師匠は「長い間放置されていたこと、近隣の方々から恐れられていたこと、このふたつがマイナスに作用したせい」と教えて下さいました。「前の住人の方は自然死しており、そこから成仏して輪廻転生を果たしています。土地や家屋になんらかの因縁や曰くがあるということもありません。しかしながら、長い間放置されているうちに、徐々に空気が淀み、陰の気の吹き溜まりのようになり、近隣の方からのあらぬ噂がさらなるネガティブな念を注ぎ込む形で、不浄霊の吹き溜まりと化してしまった、とのことです。

「これから日本は高齢化社会が加速していきます。こういった空き家は全国にますます増えていくでしょう。なんの因縁も曰くもないにもかかわらず、長年放置され、人々から気味悪がられているうちに、幽霊屋敷に変化してしまうのです。これは人々にとっても、また社会全体にとっても、非常によくないことです」師匠は悲しい顔をしてそう説明して下さいました。